こんにちは、よろずです。
今回は食洗機の使い方について解説します。
・食洗機を買ったけど、食器の入れ方や洗剤の入れ方がイマイチわからない
・洗浄コースがこれでいいのかわからない
そんな方を対象に解説していきます。
せっかく食洗機を買ったのに食器がきれいにならない、節水・節約になっていない、効率化できていないとがっかりですよね?
そうならにないために、食洗機の使い方をきちんとおさらいしておきましょう。
・食洗機の効率的な使い方
・食洗機使用中の注意点
食洗機利用の流れ
冒頭でも触れましたが、食洗機の使い方です。
食器の前に洗剤を入れます。
最初が肝心!配置をしっかり考えて
短時間コースで充分!
湯気に注意!
終了してすぐに取り出さない!
洗剤は食器を入れる前に投入する!
卓上型食洗機の洗剤投入口は排水フィルターや残菜フィルターの上に位置していることが多く、最初に洗剤を入れないと食器が邪魔になり残菜かごにうまく落ちない場合があります。
洗剤が決められた場所に落ちないとどうなるの?
食洗機の中でプレ洗浄するときに必要な「洗浄液」が作れなくて、きれいに洗えなくなるんだよ。
多くの食洗機は初めに少量の水で洗剤を溶かした「濃い洗浄液」でプレ洗浄を行います。
そのため最初に残菜フィルター付近に洗剤がないと濃い洗浄液が作れず、洗浄が十分に行われません。
必ず食洗機用洗剤を使う!
食洗機の洗剤には必ず専用品を使用してください。
間違って手洗い用の洗剤を使用してしまうと、庫内が泡だらけになって故障の原因となります。
どうして食洗機に手洗い用洗剤は使えないの?
食洗機は洗剤の成分と水流で食器を洗うので、泡は不要。
手洗い用洗剤を使うと泡立ちすぎてセンサーが誤作動を起こしたり、最悪故障の原因にもなるよ。
手洗い用の洗剤は界面活性剤の力で油汚れを泡で浮かせてきれいにするので、よく泡立ちます。
しかし高圧の水流と洗浄成分で洗い上げる食洗機に泡立ちは不要です。
食洗機は人の手が触れないので、手洗い用の洗剤より強い成分が配合されています。
食洗機用洗剤を手洗いで使用することも、手洗い用洗剤を食洗機で使用することもNGです。
洗剤の種類
食洗機用洗剤はおもに粉末、液体、タブレットの3種類があります。
- 粉末洗剤
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粉末洗剤は1回あたりの価格が安く、2~5円/回 程度です。
使用量を細かく調整できますが、入れるときにこぼしたり湿気で固まったりと多少手間がかかります。
基本的には温水で洗浄するのでほとんどないですが、溶け残りの心配もあり。
- 液体洗剤
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液体洗剤は粉末洗剤より多少高く、4~7円/回 程度。
計量の手間をなくしたワンプッシュボトルなどもあり、粉末よりも扱いが楽です。
溶け残りの心配もありません。
- タブレット洗剤
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タブレット洗剤は1回あたりの価格が高く、10~17円/回 程度です。
手軽さは抜群です。液だれや、粉末をこぼす心配もありません。
ただし、多くの製品は洗剤が水に溶ける容器に入っているため、濡れた手で触るのはNG。
タブレットの種類は「液体+粉末」「固形(粉末を固めたもの)」があります。
手軽さ、洗浄力を考えたらタブレットがいいかな~
キレイに洗い上げるコツは予洗いと食器の配置
食器を入れるときは、食べ残しやつまようじ、魚の骨などの堅いものは事前に除去します。
焦げ付きや、こびりついたソースもある程度洗い流すことで、よりきれいに仕上げられます。
また朝食・夕食分をまとめ洗いする時はつけ置きしておくといいでしょう。
乾燥するとこびりつく汚れ(ご飯粒、茶葉、たれ、ソース)は落ちにくくなるので要注意です。
食べ残しやひどい油汚れは軽く流してから食洗機へ
パナソニックの食洗機は給湯接続が可能です(水温は60℃以下)
給湯機からお湯が出てくるまでの「捨て水」でかるく予洗い(といっても水でさっと流すだけ)してから食洗機に入れます。
あとで手洗いする調理器具(土鍋とかホーロー鍋)とシンクの掃除でお湯を使うので一石二鳥です。
予洗いすることで食洗機をきれいに保てます。
ぼくは1年間で食洗機本体の掃除は1度もしませんでした!
余談ですが、最近洗剤のレビューをするためにわざとひき肉やカレーをこびりつけた皿を予洗いなしに食洗機に入れていますが、ほとんどの洗剤で脂汚れが他の食器につきます。特にガラスのコップなどは再付着が目立ちます。洗剤が強力とはいえ、洗浄水を循環させて洗っていますので、汚れが多すぎると分解しきれないのです。
食器の入れ方で最初はかなり戸惑うでしょう。
説明書を見てもどこにどの食器を置けばいいかわからず、かなり時間が掛ります。
自分で洗った方が早いかも。。。
しかしすぐに手持ちの食器の定位置が決まりますので、めんどくさがらず最初にきちんと食器に水流が当たる位置と向きを考えて配置します。
プラスチック製品や小さいものは水流で吹き飛ばされてしまう恐れがあるので、どんぶりやボウルで覆いかぶせるように配置するか、小物かごを使いましょう。
プラスチック製品はひっくり返ってすすぎ水が溜まった状態で洗浄終了してしまうことがあります。
食洗機は泡ではなく、酵素や漂白成分と高温・高圧の水流で食器を洗いあげます。
そのため食洗機での洗浄に向かない食器もあります。
例えば、漆器、金メッキ、金箔、銀、銅、アルミ、錫、クリスタルガラスなど。
基本的に高価なものは入れない方がいいでしょう。
その他、ヒビが入っているものや高温に弱いものも避けた方がいいです。
食洗機を最高効率で利用したいのであれば、使う食器も考える必要があります。
・軽く予洗いした方が、仕上がりもきれいで食洗機自体もきれいに保てる
・食器の配置は最初にしっかり考える。すぐに慣れて時間は掛からなくなる
・食洗機NGの食器もある。使う食器を厳選すれば食洗機の効率を上げられる
洗浄コースはスピーディで充分
洗浄コースは各社で様々あります。
「おいそぎ」「しっかり」「除菌」「ナイトコース」「ソフト(低温)」...
食洗機を1年間使って思ったことは、
食後すぐに予洗いして食洗機を回すのであれば、一番短時間のコースで充分
ということです。
パナソニックであれば「スピーディ」で充分です。
食器が多い時には洗剤を増やすか洗浄時間が長いコースを選びましょう。
乾燥時間は45~60分行うとプラスチック製品もよく乾いています。
洗浄・乾燥中は「湯気」に注意
コースを決めたら、忘れがちな分岐水栓のコックを開いて、ボタンを押せばスタートです。
洗浄中は食洗機から湯気が大量に出てくるため、換気扇を回すか、窓をあけましょう。
カビの原因にもなるので、湯気が当たる場所は定期的に拭き掃除しておくと予防できます。
食洗機の稼働中に停電した場合
稼動中に停電、ブレーカーが落ちた場合は原因をよく確認して、復旧します。
パナソニックの場合、一時停止状態になっているので、そのまま再スタートさせれば問題ありません。
メーカーによっては初めから洗浄し直しになる場合もあるので、詳しくは説明書を参照ください。
食器は冷めてから取り出そう
洗浄が完了したら食器を取り出します。
温水すすぎの場合、洗いたてはかなりの高温になっているので規定時間(だいたい30分前後)までは取り出しません。
機種によっては洗浄工程で食器をあたため、余熱で乾燥させる場合もありますので、冷めてから取り出すようにしましょう。
食器を取り出す際は念のため乾燥不足がないか確認します。水滴がついていれば拭き取ります。
乾きにくい食器は何があるの?
茶わんなど「足」、正確には高台のある食器は底部分に水滴が残りやすいです。
タンブラーやマイボトルのような長物も乾きにくいですね。
プラスチック製品も水滴が残りやすい代表例です。プロテインシェイカーはプラスチック+長物でなかなかやっかいです。
エラー表示について
エラー表示の仕方はメーカー・機種により異なります。
例えばパナソニック製の食洗機だと、
最近の機種は操作パネルにアルファベット(UorH)と数字が表示されます。
対応機種(NP-TSK1,NP-TSP1,NP-TZ300)
それ以前の機種は操作パネルのランプの組み合わせで表されます。
対応機種(NP-TH4,NP-TA4,NP-TCR4,NP-TCM4)
どちらもパナソニックの公式HPまたは取扱説明書で確認できます。
エラーは基本的に4種類で
・給水できない
・排水できない
・ドアが閉まっていない
・水漏れしている/泡が大量にある
このどれかに当てはまります。
食洗機本体の表示に従ってエラーを解除しましょう。
まとめ
今回は食洗機の使い方についてまとめました。
・洗剤は食器より先に入れる
・食器はしっかり水が当たるように入れる
・すぐ洗うなら時間が短いコースで充分
・湯気や結露に注意
食洗機を効率よく使いこなして、日々の満足度を上げていきましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
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